HSPLet 3.0

目次


HSPLet の紹介

HSPLet はインタープリタ言語 HSP の Java によるランタイムの実装です。 HSPLet は Java によって記述されているので環境依存が少なく、多くのプラットフォームで HSP 製のプログラムを動作させることが出来ます。 また、アプレットとして HTML ページに埋め込むことも出来ます。

HSPLet のサポートおよび最新版の入手は Group Finity の Web サイト で行っています。


始める前に

HSPLet を使用するためには HSP のプログラムがコンパイルできる環境と知識が必要です。 HSP の開発環境は HSP の公式サイト で入手できます。

アプレットとして Web ページに表示するには FTP など、Web サイトの管理方法に関する知識が必要です。 もし自分のサイトを持っていないときやわからないときは連絡してもらえれば Group Finity のサイトで代理公開することもできます。

このドキュメントでは出来るだけそれ以外の環境、知識は必要ないように説明したいと思いますが、 わからない点があるときはお知らせください。 そのようなフィードバックはドキュメントの充実に大変役立ちます。


使い方

HSPLet をアプレットとして動作させる方法を説明します。

  1. まず Java アプレットを実行できるように JRE をインストールします。 IE なら付属のサンプルを表示するだけで自動的にインストールされます。

    JRE をインストールすると *.jar をアプレットとして実行できるようになります。

  2. 次に HSP コンパイラを使用して実行したいプログラムをコンパイルして *.ax を作成します。

  3. HSPLet 付属の compiler.exe を起動して、*.ax ファイルをパックファイルに追加します。 コンパイルが完了すると *.jar(アプレットの本体)、*.html(アプレットを表示する HTML) ファイルが出来上がります。

  4. *.html を表示するとプログラムを実行できます。

  5. サーバーにアップロードするときは、*.jar、*.html を同じフォルダにおいてください、*.ax やパックファイルに詰め込んだファイルを一緒にアップロードする必要はありません。


使用上の注意

HSPLet 用にプログラムを書く際に注意しなければいけないことがいくつかあります。


HTML のカスタマイズ

オリジナルのテンプレートを使用したり、自動生成された HTML を修正するときは以下のことに注意してください。


拡張ライブラリの使用

HSPLet では Windows に依存する DLL は使用できません。 その代わり、HSPLet 用に作成された専用のライブラリ(以降拡張ライブラリと呼びます)を使用することができます。 作成した拡張ライブラリに対応するクラスの jar ファイルを lib フォルダ内にコピーすると、 コンパイラにチェックボックスが表示されるので、チェックをつければ使用できます。

拡張ライブラリの作成法については src.zip 内に入っている winmm.java などを参考にしてください。


ギャラリへの投稿

Group Finity の Web サイトでは HSPLet によるアプレットや、拡張ライブラリの投稿を受け付けています。 自信作ができたらぜひ投稿してください。 投稿の方法は メール または掲示板にて、 形式は、アプレットのファイル一式を投稿し、 Group Finity の Web サイト 内に置く形でも、実際に使用しているページにリンクを張る形でもかまいません。


HSPLet 3.0 © 2005-2006 Yuki.
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